パートナーといつでもセックスできるわけじゃない
今回は女性側の視点に立った話です。
男性は…まあ友人と飲み屋で話し合ってもらえば大丈夫かなーと思う話ですので。
世間では、こんな間違った常識が暗黙の了解として男女間にはあるような気がします。
曰く、「パートナー(彼女や配偶者)とはいつでもセックスに応じてもらえるものだ、応じなくなったら愛がないか浮気だ」という。
こういうと男性は「いやー、さすがに毎日じゃないし。せいぜい週○日だよ」とか「生理の日はしないよ?」なんて言いわけされそうですが。ペースの問題ではありません。女性にしてみたら非常に迷惑な話です。
女性は、特に何もなくてもしたくない時があるのです。個人差はあるものの、ぶっちゃけ女性ってそこまでセックスに重きを置いていないですよ。
だって出産、子育てをしなくちゃいけない以上、毎日セックスのことなんて考えていられない。
もう肉体の構造上、セックスから切り離されないとならない場面があるわけです。私自身、仕事がめちゃくちゃ忙しくて何年も彼氏いなくても生活まったく困りませんでしたし。不思議な話ですがいないとまったく性欲湧きません。まあ私は2次元の方が好きなのでちょっとレアケースかもしれませんが。だって3次元の男は別れる時とかめんどくさいんだもん。
軽んじている、とも違いますけどもね。よく女性はマルチタスクができるけども男性はできない、なんて言う様にセックスに限らず、複数の事柄が頭の中にある事が圧倒的に多いです。そしてセックスに関する事も、その中の一つにしか過ぎません。(そしてエネルギー的に見るとたいてい6チャクラ、頭の周囲にその考えごとのエネルギーがパンパンな事が多い)
対して男性というのは、思考はやはりシンプルで迷いがありません。肉体としてどうしても自分の遺伝子をバラまかないといけないわけですから、しょっちゅうセックスの事を考え、機会があればバラまこうとする、というのが肉体の基本です(あくまでも『基本』ですからね!)文化的生活が長いから誰とでもしていいというわけには今現在はいきませんが、基本それが許されている相手(=恋人や配偶者)は、「許されている=いつでもしていい」という図式がなんとなくできあがっています。
ご存知ですか?夫婦間であっても(関係が破綻していた場合)合意のない性行為は犯罪です。立派なDVです。
法で決着付けよう、までいきなり持っていくのもどうかと思いますが、私が言いたいのは恋人だろうが配偶者だろうが、『やりたい時にやれるのはパートナーとして当たり前』というのは間違いだ、という事です。
いくらパートナーに愛があっても、女性側には応じれない時もあるのです。
そしてさらに、それを論理的に説明することすら難しい事もあるのです。
それは環境的なものかもしれないし、生理周期的なものかもしれないし、はたまたもっと高次の、第6感から来るものかもしれない。
実際の生活でどう折り合いをつけていくか、というのは各パートナー同士の話し合いになっていく、としか言いようがないのですが、男性は『よく分からないけど女性はセックスをしたくない時もある、それは愛情とは関係ない』という事、女性は『愛があっても自分の感覚でセックスをパートナーでも拒否してもいいのだ』という事、その2つの認識を持っていてほしいのです。
ちなみにやはり妊娠、出産後のセックスについてトラブルになりやすいようですが、あるご夫婦はAVやグッズを使ってご主人自身で済ませてもらう、あるいはそれらのグッズを使うのを奥様がお手伝いする(セックスはしない)とか、キャバクラ、風俗は一定のルールを守ってたらOK、とかそういう折り合いの付け方をしています。
私は、夫婦というのは、お互いが心底納得していたらどんな関係性もOKな、もっとも多様性のある関係だと思っています(いくら近くても兄弟は兄弟、親子は親子ですから)
せっかく結婚した仲なのですから、ぜひ、既存の枠にとらわれない、お互いがもっとも幸せな形を追求していただきたいと思います。