うちって普通の家庭だったよね?
幼少期のトラウマが原因で様々なトラブルが起こる、というのはここでも他でも目にする機会があるかな、と思うのですが、では自分に実際にトラウマがあるのか?というのはなかなか判断しがたいです。
いや、思い返しても別に普通の家庭だったと思うし…親兄弟だって人間なんだから、多少欠点はあるものだし、そもそも育ててくれた恩があるし、感謝も尊敬もしているし…
そんな風に考えている方が多いんじゃないかと。
とはいえ、そんな風に思っている人が共依存だったりサイコパスだったりしてしまう事もあるわけです。家庭というのはある意味での密室です。なかなか外部からの目というものがない(いつでも他人が覗ける家、なんて落ち着かなくてしょうがないですし)
では、客観的に自分が育った家庭がどうだったのか。問題がなかったかどうか。これを判断するには文字通り他人に見てもらうのが非常に有効です。
実際に家に招き入れたりする必要は決してありません。ただ、家庭内の些細な事等を、少しずつ友人や、匿名でネット等(多少年齢などは現実とずらした方がいいです、身バレを防ぐためフェイクを入れる、という言い方をします)に話していくのです。親戚だと関係性によっては身内に入ってしまうのでできれば血縁関係がない方がいいです。
たとえば、私の家では、母が父を叱っていた場面を私がいるところでやっていました。しかも、私を引き合いに出して叱るようなやり方です。(娘でもできる事が、なんでお前ができないんだ、と言っていました)こういう場面を子供に見せるかどうか。これ一つとっても各家庭によってかなり差があるのではないでしょうか。
ちなみに私は、これによって「母は自分より格下なのだ」という概念が植えつけられてしまっていました。こう言った事があるので、状況にもよりますが夫婦間の揉め事は子供の目に見えるところでやるのは避けた方がいいかと思います。(ただし、雰囲気でも子供は勘づきますし、「雰囲気だけ」の方が実際のやりとりがない分トラウマの開放がやっかいではあります)
自分がどういった環境で育ってきたのか、それで問題はなかったか。省みてみるというのは非常に有意義な事です。